
「デッサンの授業をしたいが、適切な筆記用具がない。」
「音楽の練習をしてもらいたいが、バイオリンが足りない。」
あなたが公立の学校の先生だったら、こんな時どうしますか?
ここで登場するのが、Donors Chooseです。
クラスのニーズと、寄付する人を結びつけるWebサイトです。
Donors Chooseを通して寄付された資金で、
登録されたクラスの必要なものを購入します。
ギターが人数分足りないとか、顕微鏡の数が少ないとか、
公立の学校に通っていた方なら雰囲気が分かるかと思います。
簡単に例を見ていきましょう。

こちらは、サッカーゴールを希望している先生からの投稿です。
地域で小学生とかの子供たちにサッカーを教えているけど、
ゴールがないから困っているの・・というものです。
ページには予算や、税金、内訳について記載されています。
今回のものはサッカーゴールですから、
若干高めの3000ドル弱の値段設定がされています。

想定金額に達したら、DonorChooseが寄付されたお金からゴールを買って、
この先生のところに贈ってくれます。
もちろん、寄付した人には子供たちからの写真などが送られてきます。
100ドル以上寄付した人には、子供達から手書きのメッセージが送られてきます!
これはいいですね。
公立学校でのニーズに絞った、良いアイデアだと思います。
政府に頼らずに、一人ひとりの善意・行動で良くしていく、
そういった米国の良い面が現れたものですね。
尚、やっぱりこのサービスは米国のみです。
日本で誰か始めませんか?
女優のクレア・デーンズが持ってきてくれたりとか。
うらやましいですね。