ff

2009年12月11日金曜日

Sulabh International

Share

Sulabh Internationalは、インドで活動する非営利団体です。
インド国内での清潔なトイレの設置活動を行っています。
パタク博士、という人物がこの活動を始めました。
今年行われたウォータープライズでの受賞映像に出ています。



なぜ、トイレか?
インドではカースト制度により、やはり職業の制限があります。
中でも、トイレなどの糞尿の清掃処理は低いカーストの人たちの仕事になっています。
ここで問題なのは、未だに人手でくみとったり、という形で行っていることです(!)

日本でも3Kと言われるような仕事がありますが、
さらに酷くしたものだと思っていただければいいかと思います。

その仕事に就いている人間は、社会的にも敬遠される傾向があるようです。
少しづつあからさまなカーストによる差別は少なくなっているみたいですが、
この仕事につく人たちに対する見方は、変わらず本当に酷いもののようです。
このインド特有のカーストの概念が絡んでいるため、
人々の意識が張り付いたままになっているのです。
「彼らはがそれをするのは当たり前だ。それのどこが問題なのか」と。

そういう人々には機会もなかなか舞い込んでこないですし、
その子供達にも貧困が連鎖してゆきます。

このような人々の意識と、仕組みを変える為に博士が始めました。

やはり、地域・地元に根ざした活動だということを実感します。
遠くの地から覗くだけではなかなか分からないところだと思います。

現場に行って生活しないとダメですね。